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27章:無視 (24/24)

沙織は怒って、「寒いし、ぬくもってくるわ!」と、お風呂に入っていった。


・・・部屋にはおれ一人が残された。


おれはぼーっと立ち尽くし、そしてふと我に帰ってゾっとした。

・・もし、あのベランダの階段を上っていたら・・・。

さっきまでいた沙織が、この世のモノではないという事は推測できた。

そういえば、あの沙織が流した涙は、まったくテーブルを濡らして居なかった・・・。


ブルルと身震いし、カーテンを閉めようと窓に向かった。


体が固まった。


窓に張り付くように、顔が真っ黒に焦げたような女がおれを見ていた。


そして、おれの頭に響いてくるように、



『 モ ウ  ス コ シ デ   ツ レ テ   イ ケ タ ノ ニ 』



女は、カサカサと音を立てて、ベランダの下へと消えていった・・・。



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でびシリーズ ©著者:hare

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