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25章:不法侵入【4】 (1/13)

25章:不法侵入【4】

林田がゆっくりと降りてくる。

沙織ちゃんは小刻みに震えている。

おれはそっと、沙織ちゃんの肩を後ろから抱きかかえた。

とたんに階段を下りてくる林田の顔が険しくなる。

「おいこらぁ! お前誰の女触ってんだぁ?」

林田が叫ぶ。

正直、おれは恐怖を感じていた。

自分の死期を知り、霊も見えるようになってから、恐怖なんてさほど感じた事が無かったのだが、

今、【死】では無く【苦】の恐怖を肌で感じているのだろう。

ヤクザの男の人も、頭を殴られて階段から落ちた衝撃でうずくまっている。

沙織ちゃんを守れるのは、今はおれしかいない。

怖いけど・・・。

おれは二人の前に出た。
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でびシリーズ ©著者:hare

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