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10章:でびノート【10】 (1/9)

10章:でびノート【10】

全身汗だくだった。

…夢。

阿部の夢…。

妙にリアルな夢だった…。

…くそぅ…一体何なんだあの夢は…。

…ん?

というか…ここはどこだ…?

…なぜオレはこんな所で寝ていたんだ…?

シャーッ。

と、突然、オレの周りを覆っているカーテンが開かれた。

「よ…よう」

開かれたカーテンの先から、【稲生 隆二(いのう りゅうじ)】が現れた。

稲生は、いつも阿部に引っ付いていた二人いる舎弟の片方だ。

「…稲生…ここは?」

「…あぁ…ここは保健室だ。

…オマエ…あの後、泡吹いて気失ったからさ…。

【宇田部】と一緒に運んで来たんだ」

【宇田部】とは、お察しの通り阿部の舎弟のもう一方だ。

「…宇田部と…。

そ…そっか…」

オレは、気を失う前の事を思い出してみた。

…阿部がオレに人参を突き刺そうとして…

…そしてその後…

…その後…阿部の体が宙を舞って…三階の金網に…。
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でびシリーズ ©著者:hare

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