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7章:でびノート【7】
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「…」
「さ、馬上君、立てる?」
「…」
筒井はそっとオレの体を起こしてくれた。
「…馬上君。君、さっき阿部君に窓が落ちてきたところを見て笑ってたって本当?」
「…」
「…そう。話したくないならそれでもいいわ。
…馬上君。
君はとりあえずスポーツをしてみなさい。
先生はね、バレーボール部の人数を増やしたいからいつも君をスカウトしてるってのもあるけど、
君自身の為でもあるのよ。
もし、バレーボールが嫌なら他の部活でもいいわ。
何かやってみなさい。
スポーツで鍛えられるのって体だけじゃないわ。
心も鍛えられるのよ」
「…っさい…」
「…えっ?」
「…うるっ…さいよ先生…」
「…」
「…先生に…何が解るんだよ!
先生は、オレがいつも家に帰って、どれだけの用事してるのか知ってるのかよ!」
「…」
「何も知らないのに…部活とか言うなよ!!
皆が皆、遊びたいだけで帰宅部してるんじゃないんだよ!!!
何も知らないくせに、何が教師だよ!
オマエらは人の事も知らずに、人に物教えてるのかよ!!!!」
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