しばらくしてミキは両親と地方へ引っ越して行った

一人の男で一人の女がこうも崩壊するのかと…

人間の恐ろしさを垣間見たような
他人事のように思っていた

この時は…


私もホストへの不信感から翔を遠ざけた

（このままじゃ私もダメになる）

それは気付いていたのだ

翔の連絡も私は無視する事にした、そして３日過ぎたくらいだろうか 最寄の駅に通りかかった私の視界に翔がいた

翔「葵！やっと見つけた♪」

そう言って翔は私を抱き締めた

今まで我慢してたものが込み上げた

涙がとまらない

頑張ってブレーキをかけてたのに何を邪魔してんだよコイツは…

嬉しくてたまらない

翔は私の操作方法をマスターしていたのだ(笑)

全部営業！

分かってるけど、そんな言葉は今の私には聞こえなかった