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5章:信じてはダメ
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5章:信じてはダメ
私は親譲りの絶対に出席番号1番になる名字(相内と書いて、あいうちと読む)のせいで損ばかりしている。
あと親譲りの変な霊感のせいで本当にロクな目にあっていない。
「相内さんは霊感があっていいなあ」
「白内くんにあればよかったのにね」
白内くんには霊感がない。
どのくらいないかと言うと、修学旅行中にクラスメート全員が人魂を目撃したときでさえ、見ることができなかったとというレベルだ。
今日はそんな白内くんの家の話。
実は私は成績がそれほど良くない。
毎回テストの度に頑張って勉強して、平均点を少し超えるぐらいだ。
対して白内くんは毎回成績上位者だ。聞いたところ、毎日授業の復習をしっかりしているのだとか。
そんなことをテスト前に聞いても何の参考にもならない。
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白内くん ©著者:hare
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