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4章:リアルこっくりさん
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4章:リアルこっくりさん
私は親譲りの絶対に出席番号1番になる名字(相内と書いて、あいうちと読む)のせいで損ばかりしている。
あと親譲りの変な霊感と、なぜか仲良くなった白内くんというクラスメイトのせいで、本当にロクな目にあっていない。
私は放課後、屋上にいた。
どうしてかというと、白内くんがこっくりさんをやろう、と言うからだ。
どうして屋上でやるのかを聞いたら、あるサイトに書かれている方法に則ってやるから屋外じゃないといけないんだそうだ。
それを聞いて、なんかちょっと怖いかも、と思ったけれど、こっくりさんは実際に何度かやったことのある遊びだし、
インチキなのは分かっているから、コインが動かないですぐに終わるだろう、私は高をくくっていたのだ。
「相内さん、こっち」
白内くんの持っている紙を見た瞬間に、いやな予感がした。
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白内くん ©著者:hare
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