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20章:言伝 (1/22)

20章:言伝

大学時代の冬のある日のことだった。その日一日の講義が終わってから、僕は友人のSとKと三人で、心霊スポット巡りに繰り出していた。言いだしっぺはK、車を出すのはS、僕はおまけ。いつものメンバー、いつものシチュエーションだった。

目的地は、僕らの住む町から幾分遠い場所にある、今は入居者のいない古い集合住宅。噂だと、そこには複数の首のない幽霊が出るらしいのだけれど。

結論から言うと、今回はハズレだった。

あたりが暗くなってからようやく目的の廃マンションにたどり着いた僕らを迎えてくれたのは、色とりどりの落書きと、階段の踊り場で季節外れの花火をするマナーの悪い先客だった。

久々の大ハズレだ。
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3人組シリーズ ©著者:hare

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