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10章:狐狗狸さん
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10章:狐狗狸さん
季節は秋で、当時僕は大学一回生だった。長い長い夏休みが終わって数週間が過ぎ、ようやく休みボケも回復してきたとある日のこと。時刻は昼過ぎ一時前。友人のKから、「面白いもん手に入れたから来いよ」 と電話があり、大学は休みの日でヒマだった僕は、深く考えずに一つ返事で、のこのこKの住んでいる大学近くの学生寮まで足を運んだのだった。
「よーよー、ま、入れや。Sも呼んであるからよ」
寮の玄関先で待っていたKに促され、中に入る。Kの部屋は二階の一番奥だ。それにしても、階段を上りながら口笛など吹いて随分と期限が良いようだ。
「なあなあ、面白いもんって何なん?」
「まーそう急かすなって。ちゃんと見せてやるからよ」
そんなKの様子を見て僕はピンと来るものがあった。Kのいう『面白いもの』とは、新作のDVDやゲームの類を想像していたのだけど、どうやらそうじゃないらしい。Kは生粋のオカルトマニアだ。何か曰く付きのナニカを手に入れたのだな、と僕は当りを付けてみる。
部屋の前まで来ると、Kは僕に向かって「ちょっとここで待ってろ」 と言って自分だけ中に入って戸を閉めた。僕は素直に指示に従う。十数秒も待っていると、勢いよく戸が開いた。
すると目の前には、一枚の紙。
「じゃんじゃかホイ!」
と僕の顔の前に紙をかざしたKが言う。紙はB4程のサイズで、パッと見、五十音順にかな文字と、一から十までの数字の羅列。よくよく見ればその他に紙の上の方には、それだけ赤色で描かれた神社の鳥居の様なマークがあり、鳥居の左には、『はい』 右に、『いいえ』 と書かれている。紙は若干黄ばんでいて、所々に茶色いシミも見えた。
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