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13章:悪魔のような女 (23/23)

見るに絶えない、罵詈雑言の嵐だった。


アユミが携帯から目を離さずに、ため息をつく。


「…ひどいねぇ。でも、こんなのほとんどウソだからね、火のないところに煙は立つんだってこと、アユも自分が書かれてはじめて知ったもん。」


アユミも一時期、本番だの性病うつされただの、定番の叩きに悩まされていた。


しかし、悪口を言われるというのは興味を持たれている証だ。


細々ちまちま小銭を稼ぐ私は、その対象にはならない。


こんなにも嫌われても、石田や栗原さんのようにサクラさんの虜になっているお客様は一人や二人ではないだろう。


私も、悪役でもいいから他人から注目を浴びる存在になりたいと思った。


そして、サクラさんがこの程度の掲示板の叩きで凹むようなタマではないことを、この時私はまだ知らない。
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風俗嬢の肖像 ©著者:奈緒

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