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13章:悪魔のような女 (2/23)

サクラさんは、風俗誌のグラビアやネットに顔出しをしている、曙町にあるデリヘルの看板嬢だった。


当時わりと仲が良かった石田という風俗好きの男子従業員がサクラさんの指名客で、サクラさんのグラビアが載った風俗誌を見せてきたのがきっかけではじめて彼女の存在を知った。


「リコちん見てよー、サクラちんまじ可愛くない??」


「ああ、最近お気に入りの子?」


待機部屋で出前のチャーハンを食べている私に、だらしなく鼻の下を伸ばす石田が押しつけてきた雑誌の開いたページに目を落とすと、真っ白な下着を身につけて微笑む女の子が写っていた。


他のページに載っていた女の子達のように、可愛らしさ全開の営業スマイルでもなく、エロさを全面に押し出した際どいポーズをとっているわけでもない。


真っ白な肌に、高級そうなレースのブラジャーに包まれた胸は、細い腰に不釣り合いなほど大きく、深い谷間を作っている。


口元だけを少し緩めて柔和な笑みを浮かべ、静かにカメラを見つめていた。
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風俗嬢の肖像 ©著者:奈緒

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