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11章:曙町という街 (2/12)

「おつかれぇ~」


乾杯すると、ジョッキの半分くらいの生ビールを一気に流し込んだ。


一週間ぶりのビールは、身体中に染み渡る。


「本当、リコちゃんは酒強いよねぇ。」


目の前でウーロン茶のグラスを片手に微笑むのは、【リップス】ナンバーワンのアユミだ。


肩のあたりでそろえられたサラサラの黒髪に、素肌は薄化粧でも充分に美しい。


清楚な女子大生のような雰囲気の彼女は、グループの中でも上位の指名数を持つ人気嬢だ。


都内では、主に個室待機の店を渡り歩いていたため、集団待機になかなか馴染めずにいた私に、最初に声をかけてくれたのはアユミだった。
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風俗嬢の肖像 ©著者:奈緒

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