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8章:捕捉2 (3/3)

Yちゃんとは、卓也の一件以来会う機会も減り、学校帰りにたまにお茶をするくらいのつきあいになりました。


卒業を期に風俗も上がり、すでにホストをやめていたT君と同棲すると聞きました。


卓也とは、売掛を払いに行くときに一度だけ顔を合わせたきり、会っていません。


お金を数えた後、何事もなかったように飲んでいくように言われましたが、何事もなかったように「用事あるから」と断って帰ったのを覚えています。


不思議なことに、あんなに泣いたにも関わらず、久々に見た卓也はなぜかかっこよくは見えなくて、なんでこんな男のために金使ったんだろーと思いました。


多分、無駄にプライドが高い当時の私には、「ブス」の二文字は禁句だったのでしょう


自分を振りかえることもせず、卓也とのことはなかったことにして、傷ついた心に蓋をしました。
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風俗嬢の肖像 ©著者:奈緒

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