ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

9章:横浜へ (5/7)

「…指名の取り方なんて、誰も教えてくれなかったもん。」


「その考え方がまずダメなの。稼げないのも店のせい、指名取れないのも客のせい、ホストの支払い払えなかったら俺のせいか?」


その言葉は、毎日飲み歩いて現実逃避していた私にはあまりにも重くのしかかって、自然に涙がこぼれた。


私の涙を見て周囲の目が気なったのか、黒沢はティッシュを差し出してくれたが、タバコの煙を吐き出すと、更に続けた。


「リコ紹介した店から、結構クレーム来てたんだよね、客受けが悪いって。その度に頭さげてさ、真面目にやんなよって言っても自分のダメなとこ考えようとしないし。大体ね、リコのレベルじゃ他人より頑張らなきゃだめなんだよ、カワイイ子だったらニコニコしてるだけで満足って客もいるけど、ハッキリ言ってリコはそれじゃダメ。」
77 /225

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

風俗嬢の肖像 ©著者:奈緒

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.