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2章:虚栄心 (2/12)

そもそも風俗嬢になったのは、もう十年以上も前の話。

きっかけは当時通っていた専門学校で、仲の良かった女の子が持っていたプラダのリュックが欲しかった

それだけ。

私は昔から、馬鹿で浅はかな女なのだ。

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風俗嬢の肖像 ©著者:奈緒

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