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2章:鬼ノ子 (2/21)

16年前、小さな村があった。
神仏を崇め呪いや祟りといった類を信じる数少ない閉ざされた村に、少年は生を受けた。

「鬼じゃ、鬼の子じゃ!」

お産に立ち会った老婆が叫ぶ。

遺伝子の突然変異だろう。
産まれた赤子は真っ白の髪に
尖った耳、黄色に近い瞳を持っていた。

両親は臍の緒を切って間もない赤子をイタコに見せた。

「何ということ…村に災厄を呼ぶ、不吉な目をしている。決して家から出すでない。お前達以外この鬼に関わってはならぬ。」

「それでは…この子は死ぬまで私達としか関われないのですか!?この世に生まれた意味が!」

「やかましい!」

イタコに制され母親は泣き崩れ父親は項垂れた。

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禁忌空間 ©著者:なまはげ

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