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7章:信頼
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1:00 AM
陸「イヤイヤ殺される筋合い
無いんですけど…何もしないよ」
亜「嘘…」
陸「ホント」
亜(…助かりそうな気がしてきた…!
後は、時間の問題かも……。
そうだ、陸奥さんは質問すれば
何でも答えてくれる…隠し事はしない人だ。
小笠原君…ううん、誰かがここへ
助けに来てくれる迄の時間稼ぎも兼ねて、
聞きそびれてる事は他に無いかなぁ…。
うーん……そういえば…)
― このゲームをする羽目になったのは ―
― アタシが初めてですか? ―
― 違うよ ―
― 何人居たんですか? ―
― どうなったんですか? ―
― 二人。晴れて両方クリアしたよ ―
亜「…陸奥さん」
陸「なんじゃらホイ」
亜「このゲームを過去にクリアした二人の方って、
どういう人達だったんですか?」
陸「1人目は裕美だよ」
亜「裕美さん!?」
陸「亜美ちゃんにあげたキャンディは、
裕美がクリアした時点で使わず終いに持ってた
余りなんじゃない?」
亜「裕美さんも拉致監禁したんですか!?」
陸「したよ」
亜「薬品のハンカチで眠らせてですか!?」
陸「亜美ちゃんは眠ってたんじゃない。
気絶してたんだ。裕美の時は、
そそのかしてここに連れて来た。
店の営業が終わった後のバイト帰りに」
亜「ヒドいっ!!でもその頃から裕美さん、
陸奥さんの店で働いてたんですか?」
陸「んだねぇ」
亜「一体なんてそそのかしたんですかっ!!」
陸「家にメシ食いに来い」
亜「…ほんっとサイテー…」
陸「どーも君です」
亜「こんなヒドい目に遭って、
なんで裕美さんはそれでも陸奥さんの下で
働いてるんですか!?」
陸「知んない。それは本人に直接聞けば?」
亜「…もうすぐこの場所とはサヨナラなんで、
そんな機会もう無いです」
陸「裕美に電話してあげよっか?」
亜「え!?」
陸「聞きゃいーじゃん」
亜「えっ……あ……じゃお願いします…」
陸奥は徐にポケットから
自分のケータイを取り出した。
(ピピピポパポピポ…トゥルル)
裕「(カチャ)はい」
陸「出んの早っ!!!」
裕「今友達とメールしてましたから。なんです?」
陸「亜美ちゃんがお前に
聞きたい事があるんだと」
裕「え?私ですか?あ、はい。いいですよ」
陸奥はケータイを亜美に渡す。
亜「あ…モシモシ…」
裕「まぁ、亜美ちゃん!元気!?
遅い時間まで頑張ってるのね。
どう?順調なの?」
亜「え…?あぁ…ハイ…その…」
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