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2章:共犯者と同級生 (6/6)

陸「てゆーか、助かる前提で
話をする余裕が有るんなら、
サッサとゲームを始めりゃいーのに」

そう言って、陸奥は嘲笑う。

亜「…何で、そんなに余裕なんですか…?」

陸「だって別に何も
疾しい事なんか無いかんね。
つーかマジで質問責めだね。まだあんの?」

亜「疾しい事って…誘拐は犯罪ですよ?
悪い事をしてる自覚は無いんですか?」

陸「ナーイよ。何言ってんの?」

亜「信じらんない……」

陸「だったら、そもそもの常識の基準と
価値観が違うんじゃない?
話になんないと思うなら、
それこそ早く結果出しちゃえば?」



亜「………。」



陸「………。」



亜「分かりました…。他にも
幾つか聞きたい事は有るんですけど…
今日の朝、知らない女の人が来て
アタシをお風呂に入れて下さいました。
その方の事について、最後に
幾つか聞いて良いですか?」

陸「米谷 裕美(よねや ひろみ)。
僕の店のバイト。今は僕と交代して
遅番で店を任せてんの。
僕が彼女に時給2万円で不在の間の
君の世話を頼んでるんだ。
だから、裕美の名前を警察や世間に
流した所で彼女自身に一切
責任は掛からない。
全て、僕がお願いしてる事を
やってくれているだけだかんね。
彼女に関する責任は完全に僕が補償してる。
他に聞きたい事は?」

亜「…昨日、飴玉みたいな物を
貰ったんですけど…何ですか?」

陸「え、飴玉?どんな?見せて」

亜「いえ…あの…すぐ
食べちゃったんですけど…」

陸「マジで?あー、もしかして…
アイツってば余計なお節介焼いちゃって…。
亜美ちゃん、食べちゃったの?
食べちゃったんだよね?なんで
説明してやんなかったのかな。勿体ない…」

亜「え!?え!?何です!?なんなんですかっ!?」

陸「そりゃ亜美ちゃん、
裕美の情が籠った贈り物だよ。
亜美ちゃんの健闘を祈った
つもりだったんだろーけど…
早速喰わせてどーすんのかな…全く」

亜「だからなんなんですか!?
気になるじゃないですか

陸「つまりね、アイテムだよ、回復アイテム。
裕美が持ってるキャンディは、
ゲームで傷ついたHPを一度だけ
回復してくれる代物なんだ。
まだ何も始めて無い、無傷フルパワーの君が
早速喰ってどーすんのって話ですよね、コレ」

亜「し…知りませんでした…

陸「まぁ、裕美が亜美ちゃんに肩入れして、
応援してるってこたよく分かった。
食べちゃったもんはしょーがナイよね」
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アミクエ ©著者:密

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