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1章:捕獲 (2/9)

受け取ろうとカウンターから出て来た店員は
ハンカチを手に取り

店「あれ?おかしいなぁ、
君が入って来るまではこんなの
落ちてなかった気がすんだけど…
ん?クンクン…なんか変な臭いがする。
マジで身に覚えがない?
君のじゃないの?ホラ…」

そう言われると亜美は同じ様に
ハンカチに鼻を近づけ、臭いを嗅いでみる。

亜「いや、覚えはないですね…クンクン。
…なんか鼻にツンとくる臭いですけど……」

亜美はそう言うと、
目の前がボヤけて意識を失った。














どれぐらい時間が経っただろう。
亜美は不意に意識を取り戻し、
周りを見回してみた。

すると何故か窓の無い見知らぬ部屋で
テーブルに向かい、手足を椅子に
固定され座らされていた。

亜(…な…何コレ…)

部屋の中央に配置されたテーブルに向かって
座らされている亜美。

状況がのみ込めず、しばらくの間
絶句、放心状態が続く。

テーブルの上には、何やらすごろく状の
升目が並んだボードゲームを意識した
シートが広げられている。

(カチャリ)

亜美の背後でドアが開く音。
誰か入って来たようだ。
そいつはゆっくりと回り込み、
視界に姿を現す。



11:30 PM

男。先程のゲームショップの店員である。
無精髭を短く生やし、頭髪をオールバックに
固めた店員は、湯気の立つ
ココアの入ったマグカップを亜美の手元に置き、
言った。

男「君は、右利きかな。左利きかな」

亜「え…?」

男「利き腕だよ、どっち?」

亜「み、右です…」

男は、椅子の肘掛けに繋がれた
亜美の右手の手錠を外した。

男「はい、じゃあソレ飲んで。
取り敢えず落ち着いてね」

亜美はココアに手をつけるのが怖かった。

亜「あの…」

男「欲しくなきゃ別に飲まなくていーけど」

亜「いえ…あの…これは…ここ何処ですか?
どういう事ですか?アタシ、
家に帰らないと…放して下さい」

男はテーブルを隔てた亜美の向かいの椅子に、
不気味な程ゆっくりと腰を下ろす。

男「どういう事だと、思う?」

亜「…わ、わかりません……」

男「今、自分がどういう状況なのか、
分からない?」

亜「………。」

男「拉致、監禁」

亜「…た、たす…けて…下さい……」

亜美は既に泣き出し、震えている。

男「怖い?」

亜「は、はい…」

男「今から、自分はどうなると思う?」

亜「………。」

男「何をされると、思う?」

亜「………。」

男「黙ってちゃ分かんないじゃん」

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アミクエ ©著者:密

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