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8章:犠牲ハ猫ノミ (2/8)

正気に戻ったカオル。

ナイフが刺さり血を流しながら痙攣する猫と、目を開けたまま首から血を流し倒れる私を見て小刻みに震えている。

「あ…あ…ミサト…?大丈夫?ミサト、どうしよ、俺、ねぇ、ミサト?あと猫、猫がっ!!」

「カオル…ゴメンね、私がこんな事に誘ったから…カオルは何も悪くないよ、何も心配しなくて良いからね…ゴメン…ゴメンね…」

猫の痙攣が止み、死んだ。
私の傷も予想外に深くて
ベッドから床にかけて
赤い道ができていた。

「ねぇ、猫、死んだよ…」

悲しげに、涙を流しながら
這いつくばって猫の元へ向かう。ナイフ付きの猫を抱きしめキスをする。

「ゴメンね…ゴメンね。」

後ろからカオルが抱きしめてくる。

「俺が悪い、止められなかった。お前を止めれば良かった。それにこの子を殺したのも…」

言葉に詰まるカオル。
あぁ、アナタは罪悪感に苛まれている。
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狂頭 ©著者:なまはげ

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