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16章:#.16
(ザァ―――――…)
亜(雨が…降ってる…)
亜美は起き上がり、どしゃ降りの
雨音に誘われて窓辺に移った。
カーテンを開き、二階の部屋の窓から
外の様子を憂鬱な眼差しで覗き込む。
亜(…凄い大雨だな…)
水滴が伝う窓を指でなぞりながら
ふと、何気なく家から出た
最寄りのマンホールを見下ろした。
(…ゴゴッ)
亜(…!)
突然、マンホールの蓋が微かに
動いた。
(ゴゴッ…ゴゴゴゴゴッ…)
亜(…な…何…!?)
(…ゴトリ)
ゆっくりと押し開かれたその蓋がやがて
動きを止めると、そこから世にも不気味な
異形の物がズルリ、ズルリと音を立て、
這い上がって来た。
どす黒く腐乱した子供の死体の様な
その"物"は、フラフラと立ち上がり
亜美の方へ顔を向ける。
「…みぃ〜つけた…!」
(ビクッ)
亜(ヒッ…!?)
目が合った"ソイツ"はニタリと笑った。
赤黒く汚れたボーダー模様の布切れを纏い、
今度は玄関の入り口の方へと視線を向ける。
「ギヒヒヒ…あみ…いまいくよ…?
すぐいくよ…?まっててね…?
ひじりをコロしてあげるから…!クヒヒヒヒヒヒ…」
亜「黒…なの…!?嫌…!!来ないで…!!
あたしは聖じゃない…!!」
すると"ソイツ"は唐突に素早い動きで
玄関扉のドアノブに飛び付いた。
亜(えっ…!?玄関の鍵…
ちゃんと締めたよね!?アタシ…)
(ガチャガチャガチャガチャ!!
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!!!!)
「ウヒウヒウヒヒヒヒヒヒヒヒッ…!!
あとちょっとだよあみ…!
もうちょっとであえるよあみっ!!
あみっ!あみっ!!あみっ!!!」
(ガチャガチャガチャガチャ!!ガチャガチャガチャガチャ!!)
亜「嫌っ…!嫌ぁぁっ…!!
来ないでっ…!!誰か助けてっ…!!」
亜美はあまりの恐怖に腰を抜かし、
部屋の隅っこに踞った。
(バキィッ)
下の階から何かが壊された音が響き渡る。
「ア゙ミ゙ィィィッ!!ア゙ミ゙ィィィッ!!
ずぐい゙ぐがら゙ね゙ぇぇぇぇっ!?
ま゙っででね゙ぇぇぇっ!!??」
(ミシッ…ミシッ…ミシッ…ミシッ…)
亜(来るっ…!階段を上がって来てるっ!!)
ただならぬ気配が凄まじい勢いで
せり上がってくるのを感じた亜美は、
その危機感から咄嗟に
クローゼットの中へと身を隠す。
(カチャリ)
"ソイツ"は部屋の扉を開け、
遂に中まで侵入して来た様だ。
「あ゙れ゙ぇ?あ゙れ゙ぇ〜…!?
あ゙み゙?どごべい゙っぢゃっダの゙ォ?
ビジリ゙ががぐじじゃっだの゙がな゙ぁ〜!?
ウヒッ…ウヒヒヒヒッ…」
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