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9章:#.9
(キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン…)
翌日、現代文の授業中。
亜美はまた頬杖を突き、
ぼんやりとくろの名前について考えていた。
亜(…昨日はとうとう、言っちゃったな…。
本当に、あれで良かったのかな…。
それはそうと名前、どうしよ…。
"名無しの権兵衛"か…。
プッ!…じゃあいっその事、
権兵衛で良くない?)
亜美は何気無く、シャーペンでルーズリーフの端に
小さく"権兵衛"と書き記してみた。
(コッ…コッ…コッ…)
亜(…って、良くないっつーの!アタシのバカ。
真面目に考えないでどうするの…?
まぁ、権兵衛だってそれはそれで
可愛い名前だとは思うけど…。
だったら…"どん兵衛"とか…イヤイヤイヤ!
だから真面目に考えなさいってば!アタシ!
あー、なんかいい名前ないかなぁ…?
黒に相応しい名前…。
お母さんに姓名判断の本、
借りよっかなぁ…)
(パシッ☆)
亜「イタッ…
」
授業に散漫になる亜美の頭に、
いつの間にか近寄って来た現文の女教師が
丸めたテキストを振り下ろした。
教「奈倉さん?何を考えてるのかしら?
ちゃんと私の話、聞いてる?」
亜「あ…ゴ、ゴメンナサイ…
聞いてませんでした…
」
すると女教師は、ルーズリーフに書かれた
落書きを目敏く見つけた。
教「…あら?権兵衛って何かしら…」
亜「えっ…?イヤ…その…
」
教「今やってる問題文に
そんな名前の人物は出て来ないわよ?
関係無い事ばかり考えてないで、
しっかりと授業に集中して頂戴」
亜「ハ…ハイ…。スミマセンでした…」
(コッ…コッ…コッ…)
そう一喝すると、女教師はセクシーなハイヒールを
床に響かせ、教壇に戻った。
教「…では授業を再開します。
奈倉さん、起立」
亜「ハ…ハイッ…!(ガタッ)」
亜美は唐突に名指しされ、慌てて起立。
教「…奈倉さんって、馬鹿な子ね」
一同「!?」
亜「……え…?」
教「…今の言葉を聞いて、奈倉さん?
貴方はどう感じたかしら。
率直に答えて頂戴」
亜「…とても…嫌な気持ちになりました…」
教「"嫌な気持ち"になったのね。
なるほど。いいわ、座って」
亜「…ハィ」
亜美は腑に落ちない様子で、
眉間にシワを寄せながら着席。
教「じゃあ、榎本君。起立」
エ「えっ…俺すか!?(ガタッ)」
続いて名指しされたエロ本が起立する。
教「貴方のそのモヒカン頭…素敵ね。
良いわ…とてもクールでハンサムよ?」
エ「えっ…そ、そうっすかぁ?デヘ…デヘ…」
教「…今、私の言葉を聞いて
どう思ったかしら」
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