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8章:#.8 (1/11)

8章:#.8

(シュッ…!シュッシュッ…!!…シュバッ!!…ッタン、タンッ)

     [ くろ ただいま… ]

(ピタッ)

.[ あっ!あみ おかえり! まってたよ! ]

亜美が今日もゲームを再開し声をかけると、
くろは白熱していたシャドーボクシングを
即座に中断し、亜美の方へ向いた。

[ ねぇ あのこと かんがえといてくれた!? ]

亜(…やっぱり早速そう来たか…)

[ あのことって ひじりのことだよね…? ]

    [ そうだよ!どうするの!? ]
  [ ぼくのほうがすきなら もちろん ]
 [ わかれてくれるんだよねっ!?ねっ!? ]

亜「………。(うん、もう別れたよ。
…って嘘をつけば、丸く納まるのかな…)」

 [ あみ!?どうなの!?ハッキリしてよ! ]

亜(…どうしよう…。なんて答えれば、
黒を傷付けずに済むんだろ…)

  [ ねぇ きいてる!?ねぇってば!? ]

その時亜美はふと、
陸奥 武流の事を思い出した。

亜(…こんな時、陸奥さんが
アタシの立場だったら、なんて答えるのかな…)

[ …やっぱり わかれてくれないんだね… ]

亜(何があっても嘘をつかなかった…
正直者の陸奥さんならきっと…
そんな卑怯な事はしない…)





   [ くろ…ゴメンね…?やっぱり ]
[ ひじりとわかれるなんて できないよ… ]

        [ ……… ]

        [ ……… ]

      [ …そっ……か… ]

くろは、俯いた。

   [ でもね…?くろ よくきいて ]
 [ アタシはそれでも くろのほうがすき ]
[ これからもたくさん おはなししたいし ]
  [ くろとおしゃべりするじかんを ]
  [ ゆうせんする だからおねがい ]
   [ しぬだなんて いわないで ]

        [ ……… ]

.[ むしがいいとはじぶんでもわかってる ]
  [ でもね?アタシはあなたのことを ]
 [ どうしても うしないたくないよ… ]

        [ ……… ]

     [ やっぱり それじゃ ]
    [ なっとくできない…? ]

    [ …そんなの ズルいや… ]

        [ ……… ]

     [ ぼく…こんなにも ]
   [ あみのことが すきなのに… ]

      [ …わかってるよ ]

  [ …わかってないよ すきで すきで ]
   [ しょうがないから どれだけ ]
  [ むねがくるしいかなんて あみは ]
  [ ちっともわかっちゃいないんだ! ]

        [ ……… ]
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ヨコシマの黒 ©著者:密

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