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3章:#.3
(キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン…)
一週間が経ち、亜美、千夏、恵の三人は
昼休みの教室で実力テストの
結果について談義していた。
亜「ねぇ、結果どうだったの?」
千「ヤバいよ…今回結構油断した。
偏差値4つも落っことしちゃった…。
パパにどやされるぅ〜っ
」
恵「4つ落っことしてどやすパパなら、
8つ落っことした私なら半殺しだね…orz」
亜・千「8つ!!??」
見事にハモッた二人のあまりの大声に
教室内の生徒達の視線が何事かと集まる。
恵「ちょwwwおまいらwww声でけぇwwwww」
千「アンタどんだけサボってたのよ!
亜美よりも遊んでたんじゃない!?」
亜「何その言い種」
千・恵Σ(;゚〓(;゚〓゚)うーぉ…KOEEEEEEEE!!
千夏の失礼極まり無い言い回しに
亜美は般若の形相で睨み付けた。
頭から角まで生えている。
恵φ(-"- )じゃあアミーゴは
どうだったのよぅ…
亜「プラス2…」
千「おぉ…絶好調じゃん」
恵(」゚〓゚)」ウーッ
恵(/゚〓゚)/ニャーッ
亜「…え?」
千「そういやアンタって、
いつもキメる時はキッチリキメるもんね。
一学期の中間と期末でも、
普段遊んでる様に思わせといて
しっかり全教科平均オーバーしてたし…。
いやー、カッコいいわ…」
亜(だって、そうでなきゃ
ゲーム没収されちゃうもん…
意地でもやんなきゃしょうがないじゃん…)
恵「…アミーゴの偏差値、1でいいから頂戴
」
亜「千夏って▽▽大志望だったよね?」
千「そうそう。うちの親、予備校なんて
絶対行かしてくんないしなー…」
亜「うちの学校のドラゴン桜にでも
相談してみたら?右京先生」
右京 紫苑(うきょう しおん)。
亜美達の高校の進路指導教諭を務める
絶世の美男士。前職はプロのボディーガード。
年齢不詳な容姿ながらに
全校女子生徒の憧れの的。
千「あー…進路指導の右京かぁ…。
例の噂の爆弾岩よりは頼り甲斐あるかもね」
亜「だからそれはキャサリンのデマだってば…。
真に受けちゃ爆弾岩先生可哀想だよ…。
ていうか、うちの学校って別に
進学校じゃないんだから、
大学受験を視野に入れた偏差値から見たら
アタシ達の学力なんて一喜一憂してみた所で
ドングリの背比べだと思う…」
千「出た出た、亜美のお得意ネガティブ発言。
それこそ右京の前で言ったら
どやされるわよ〜?」
恵(´・ω・)ショボーン…スルー了解
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