ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

19章:気がつけばモンキーマン (7/7)

消灯時間になり菊水は毛布の中に入る。

菊水は寝る前にいつも考える事がある。
ここを出たら一番最初に何をやるかという事だ。

それは



この耐性の抜けた体に、たっぷりのシャブを静脈注射する。

耐性のないクリーンな体にシャブを打ち込み全身であのシャブの快楽を味わう。

菊水はシャブを打つことを一番の楽しみにしていた。

早くシャブを打ちたい、だから早くここを出たい、そんな思いだった。

今夜も注射器で自分の腕を突いてる姿を想像していた。


注射器の中にシャブを入れる。メモリ10か、出所祝いで倍のメモ20だ。水を引いて溶けるのを待つ。腕を縛り血管にぶち刺す。縦線を描き血が逆流した。
あとはゆっくり中棒を押してゆく。

数秒後に天国へ連れてってくれる。



あぁ…シャブやりてぇ…


心の中でつぶやいていた。

早く本当のシャブを打ちたい。
そう思うと体が覚醒してくる。
菊水は全身がムズムズしてきた。
軽いフラッシュバックで気分が高揚してきていた。

やりたい衝動にかられていると、隣で寝ている男の寝息が聞こえてきた。
菊水も寝ようとする。

菊水はここを出たら真っ先にシャブを打とうと思っている。
耐性の抜けた体に思いっきりシャブを打つと、どれだけ凄い快楽が味わえるのか楽しみでたまらない。

全身に血液の流れにそって行き渡るもの凄いシャブの快楽を存分に味わう。
そのとてつもない快楽を味わう事を最大の楽しみにしながら刑務所生活を過ごしていたのだった。

シャブを打っている自分の姿を想像し、アヤカとキメセクするのを心待ちにしながら、まぶたをとじた。

そして、静かに寝息をたて眠りについた。


菊水 晶


あぁ…



気がつけば






モンキーマン
(麻薬中毒者)





195 /196

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

気がつけばモンキーマン ©著者:外蛇雲

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.