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17章:悪夢 (3/18)

菊水は

えっアヤカ!?

そう思って振り返る。


菊水の目に写ったのはもちろんアヤカではなく警帽をかぶったおまわりの顔だった。


菊水は又びっくりしてしまう。

警察の顔を見て一瞬ビクッとする。これが一番よくない。警察はこの一瞬の表情を見逃さない。
警察はこういう素振りを見せた者を徹底的に調べる。

そして職務質問が始まった。

菊水は冷静さを取り戻そうと必死だ。
その様子が警察官には余計不審に写る。


「ここに車停めて何してるんだ」


警官の一人が問い出す。

「あー、待ち合わせしてただけですよ」


その横を後ろから歩いて来た女性が足早に菊水の車を通り過ぎた。

菊水はその女性の顔を見て落胆する。

免許証の提示を求められる。
免許証を出そうとしながら菊水の頭の中に照合されれば前科がバレてしまう。
これはマズい…
そんな事を考える。

この時菊水は、バッグの中にシャブと注射器を入れている事を思いだした。

焦る!

普通を装おうとしてるのだがどこかに心の動揺がある。
財布から免許証を出すだけなのにえらく時間がかかっていた。
すぐにパトカーが一台到着した。

ますます動揺が広がる。
なかなか免許証を出さない菊水を見て一人の警察官が激しい口調で喋りだす。


「なんだ、免許持ってないのか?本籍はどこだ!生年月日は!」


本籍と生年月日で照合されてしまう。車のナンバーからも調べられる。

ここで嘘を並べても余計面倒な事になりそうだ。

そう思い、菊水は免許証をだした。
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気がつけばモンキーマン ©著者:外蛇雲

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