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15章:恐怖 (2/7)

玄関にはポケットに手を突っ込み仁王立ちしている竜次がいる。

アヤカは恐る恐る竜次に問いかける。


「竜ちゃん、どうしてここにいるの…?えっ…いつ出てきたの…?」


竜次はドアを閉め部屋に上がり込みながら答える。


「今日出て来たんだよ、証拠不十分で釈放だよ、不起訴ってやつだよ!俺ってすげぇだろ、アッハッハッハッ」


アヤカは少し落ち着きを取り戻しつつあった。


「だったらすぐ連絡してくれれば良かったのに、どうして連絡してくれなかったの?」


「お前を驚かしてやろうと思ったんだよ!」


そう言ったあと竜次の表情が一変し鋭い表情になる。


「なぁ、ところでお前よ、こんな時間にめかしこんでどこ行くんだよ、コラァ!」


アヤカは冷静さを保とうとしながら答えている。


「お友達と約束して出掛けるところだったの」


竜次はアヤカの胸ぐらを掴み凄い顔でアヤカを睨んでいる。


「なんだとコラァ!友達って誰だよっ、適当な事言ってんじゃねえぞ!」


いきなりアヤカの顔を平手打ちし蹴り上げる。

アヤカは悲鳴をあげ床に倒れこんだ。


「おい、正直に言ってみろよ、どこ行くんだコラァ言ってみろよ、言えよおいコラァ!誰とどこ行くんだよ!」


竜次は倒れ込んでいるアヤカの体を激しくなんども蹴り上げる。


「おい!テメェ男連れ込んでたんじゃねぇのか、コラァ!」


蹴りが顔にあたる。
アヤカは口を切り血を流している。
しかし竜次は容赦なく蹴り続ける。


「男の名前言ってみろよ!誰とどこ行くんだコラァ!早く言えよ、言うまでやめねぇぞ!」


「やめて…お願い…」


アヤカは苦しそうな顔をしてうずくまっている。


「おい言えねぇのかよ、じゃあ俺が言ってやろうか、お前これから、菊水って野郎とホテル行くんだろ」


アヤカは心臓が止まる程びっくりしている。

竜次が菊水の存在を知っている。
これからホテルに行こうとしている事まで知っている。


なぜ…?
どうして…?


アヤカは頭が混乱し動揺していた。
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気がつけばモンキーマン ©著者:外蛇雲

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