12章:断薬生活 (7/11)

風呂からあがりコンビニ弁当を食べながらビールを飲んでいた。


「ここに可愛い嫁さんがいてメシ作って待っていてくれたりしたら最高だなぁ、充分楽しい生活ができるなぁ、そういう生活悪くないなぁ、普通の生活が出来てるって事が幸せなのかな、俺もごく普通の生活がしたくなってきた」


普通の生活がしたかったと言うルシアの言葉が頭に残っている。

菊水は少しずつだが仕事や生活の価値観に変化が出てきていた。

菊水はこの土地でのこの生活に満足感と充実感を感じはじめていた。