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10章:苦悩 (7/8)

川島にはすぐ連絡して詫びいれなきゃと思い川島に電話をした。

菊水は川島には弁護士から今回の事件の事を伝えてもらっていた。


「もしもし、川島?」


すると川島は


「菊水さんですか!お久しぶりっす!元気ですか、いやー心配しましたよ!」


菊水は川島の元気な声と今まで通り接してくれて嬉しさと安心感でいっぱいだ。
すぐ電話をして良かったと感じている。


「いろいろ迷惑かけて本当にすまなかった。店はどうだ?来週から俺店でるから、そしたら川島連休取ってゆっくり休んでくれよ」


菊水は川島にこう話した。
川島の声が変わった。


「えっえっ菊水さん、店戻って来れると思ってたんですか?社長から聞いてないんですか?菊水さんが思ってる程世の中甘くないですよ!」


菊水は驚いて言葉が出ないでいる。


「菊水さんがいない間本当大変な事があったんすよ。あのう…菊水さん貸切パーティーの予約受けたでしょ、予約帳に書きました?ダブルブッキングですよ!二つのパーティーの客が何十人と一度に来て二組ともカンカンに怒るし大変な騒ぎだったんすよ。他の店に頼みこんでパーティーして貰ったんですが金はこっちで持ったんで大損害だしちゃったんです。しかもそのパーティーオーナーの知り合いでオーナーも激怒しちゃって社長に随分文句言ってたみたいです」


菊水は戸惑う。
今までそんな失敗などした事がない。
貸切パーティーを受けた記憶はある。予約帳に記入しないなんて事はないはずだ。
記憶をさかのぼる。

菊水は思いだした。
顔が青ざめる。

あの日だ!
早上がりして新宿に行った日だ。捕まった日だ。
アヤカと電話をしながら予約帳に書き込んだ記憶があった。

あの日はシャブをガンガンキメて働いていた。

きっと全然違う日にパーティー予約を書いたのに違いない。
あの時菊水はアヤカと会ってキメセクする事に神経が集中して日付の確認もしていなかった。

シャブをやっていたからだ。
そう思い込んだ。
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気がつけばモンキーマン ©著者:外蛇雲

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