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5章:アヤカの男
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アヤカに貰ったシャブはもうなくなっていた。
ルシアと2人で使えばあっというまになくなる。
菊水はアヤカに電話をした。
「もしもし、久しぶりだね。会いたいんだ。時間作れない?」
「菊水ちゃーん、私も久しぶりに会いたいって思ってたのよ」
アヤカの返答に菊水はほっとしていた。
「ねっ、アレあるよね。又貰えるかな?」
アヤカの反応がちょっと変わった。
「あるけど・・・アレが欲しいから私に会いたいの?あってもなくても私に会いたいの?」
声のトーンが下がったアヤカの言葉といきなりの問いかけに、菊水は返事するのに少し間が空いてしまった。
「なくたって会いたいって思ってるよ!」
アヤカはこの言葉を聞いて安心したのか声のトーンが戻っていた。
「わかったわ。でも前みたいに長い時間会う事はできないの。今から私の家の近くまで来て」
菊水はすぐ行くと答え電話をきった。
アヤカは五反田に住んでいる。
菊水はすぐ出かける準備をして急いで五反田に向かった。
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気がつけばモンキーマン ©著者:外蛇雲
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