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22章:悪魔の技術
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「こんな風なの、へーちゃんてしたかったんだね」
あんなに一心不乱にしゃぶり続けていたくせに、そんな自分を優位に立たせる様な事をよく言うもんだなと思いながら、そんな腹の底とは裏腹に俺は優しく美都さんの髪を撫でた。
「たまにはいいかな、と思って‥。なんか今日すごいしたかったんだよね」
「へぇ?そんな事言うなんて珍しいね」
キャッキャとはしゃぐ笑い声を制する様に、彼女の手を引いて俺は寝室へと足を進めた。用意していた茶色の紙袋を持って、中にはバイブが入っている。
「え?ねぇ・どうしたの?ちょっともしかして、まだしたいの?」
「そのつもりだけど?」
つい癖で相手に意見を委ねる様な余裕のあるトーンで言ってしまったが、内心まるでその気は無かった。ただここであまりにも勢い良くいってしまうと警戒される様な気がしたのだ。
美都さんは恥ずかしそうに、はにかみながら視線を宙に泳がせて、うなずいたらしかったが、もうすでに俺の視界にそれは入ってなかった。
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