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20章:蝶々結び
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真っ黒な天井をぼうっと眺めていると不意に視線を感じた。そちらの方へ顔を向けるとばちっと暗がりの中で美都さんと目が合う。
「どうしたの?」
枕の間からするりと腕を滑り込ませて腕枕をすると、彼女は明らさまに嫌がった様に頭を退けた。
「美都さんて本当に腕枕嫌いだよね?寝づらいの?」
「え?」
まるで時が止まった様に美都さんはまじまじと俺の顔を見つめて固まった。なにか地雷を踏む様な事をどうやら口走ったらしい。でも3年間一度も腕枕した事無い訳で、何もハズレていないはずだった。俺は内心首をかしげた。
「えっと‥初めて一緒に寝たの覚えてる?」
相手はおずおずとして不信そうな目を俺に向けて来る。
「うん‥」
肯定したものの、言った後に心の中でたぶんと付け足した。記憶力は良い方だが、相手の断定された何かを自分が汲み取れない変な自信もあった。
「あー!やめ、この話!なんだか面倒くさい!!」
布団の中で急に暴れ出した美都さんの姿が小さい子供みたいで俺はなんだか吹き出しそうになった。
「なになに?俺初めて一緒に寝た時に腕枕嫌いって言った?」
「違う、言ってない。そして、この話はここまで。おしまい」
美都さんは『面倒くさい女』というのが日頃から余程嫌いらしくて、自分がそうなりそうな時にいつも小さい子供の様な動きをして照れ隠しをする。それを年上の女にやられると意外と可愛いということに俺は美都さんから教えてもらった。
「腕枕嫌いじゃないし、じゃぁなんなんだろう‥」
たぶん何かの拍子に昔の俺は嫌いって言ったんだろうな、それで美都さんは遠慮してたんだろうと目星は付いたが、子供みたいな美都さんは面白いからいつも続行させる事にしている。彼女も子供みたいな動きをしている時にいじられるのは好きらしかった。
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