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15章:エリー別離 Ⅱ
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真子が切ない吐息を漏らし、陽治に冷酒を注いだ。
「そうか。薄々は気付いてたんだね……」
「ーー松ヶ谷は近いです。薄々噂は聞いていました……けれど、絵理奈に突き詰めたら、全てが壊れるような気がして。突き詰めて何になるんだろう……そう思いました」
真っ白で暖かなお絞りを、真子は陽治の手に握らせた。
「俺も実家に仕送りしてて……いつか、いつかとは思いながら、事情を聞いてやんなかった自分が悪いんですーーでも、ママさん! 絵理奈がどこへ行ったか、調べられませんか!」
真子は腕組みをして、往来を眺める。
「あんた恋人として、それで絵理奈を気遣ってるつもりだったの?ーーふん……知ってどうする。あなたが絵理奈の家族を養えるの? 絵理奈の親と、ちゃんと話をつけられるの? 同情だけならお断りだよ!」
強い光を放つ真子の眼は、まだ人通りのある、ほの暗い表を見たままだった。陽治はカウンターに置かれた酒を、ぐいっと飲み干した。
「俺ーー連れ戻します。どんなことをしても……だから教えて下さい」
ちりちりと瞬く蛍光灯が、真子の眉に陰影をつけた。
「もう遅い。男として、力をつけてからーー出直しな!」
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愛ヲ乞ウーー遺された心 ©著者:七斗
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