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15章:エリー別離 Ⅱ
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※※※※※※
正月休み中、陽治は実家にも帰らず部屋に篭った。
貴章は毎日食堂から食べ物を運んだが、殆ど手を付けず終いだ。
休みの最終日に、陽治は部屋からやっと姿を現した。そして密やかに意思表示をしたのだ。
「何も考えられねぇけど、一つ決めたことがある……今は言えねぇが……とにかく俺も親に仕送りしなきゃなんねぇ……働くよ」
こけた頬が痛々しく、しかし新たな決意は、やるせないほどに強く。
真子の所へも絵理奈からの連絡は無い。両親も口を割らず、丸を中心として捜索を続けたが、依然として行方は知れなかった。
そしてその日以来ーー陽治は絵理奈の名前を口にしなくなった。
◇◇◇
妖艶に咲き誇る桜が、春に別れを告げ、歩道には花びらの絨毯。
貴章は久しぶりに『定食・屋代』に顔を出した。
その日は仕事が早く終わり、現場から直接、松ヶ谷に向かう。まだ初夏の陽射しは高く、街を見降ろしている。引き戸を開けると客の姿は無く、真子がカウンターにぽつんと座っていた。
「あ、貴章くん。丁度、連絡をしようと思ってたのよ」
「何かありましたか?」
真子の真剣な表情に、なにやら切迫した事情を感じる。
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愛ヲ乞ウーー遺された心 ©著者:七斗
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