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7章:玲奈 (2/16)

「子どもも作って動物園に連れて行こうな……いや。もう前みたいにキレて帰ることは無いよ」


腕の中の郁子が、幸せそうにころころと笑う。


とにかく今はそう自分に言い聞かせないと、


(俺はーー法廷で健太を目の当たりにした時に、きっと……もっと壊れてしまう! 郁子と結婚して“幸せ”を思い出す。決めた)


それから貴章は、郁子に会う度に、前向きにこれからのことを話し合った。


来年、郁子が夜間高校を卒業して看護士学校に入ったら、一緒に住む。


「俺は節約して、郁子と住む部屋を借りる金を貯め、新聞屋を辞めて、もう少し稼げる職を探すな」


そう約束した。大勢の人間と関わる仕事は、まだ抑制のタガが外れそうで自信が無かった。大型免許を取り、トラックのドライバー、そしてトレーラーを目指すことにした。


トレーラーなら独立出来る。
まずは大型免許を取得する金を作らなければならない。
今年いっぱいをめどに、今より稼げる職を探す。


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愛ヲ乞ウーー遺された心 ©著者:七斗

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