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3章:流転 (7/7)

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両親には『住まいを移して頭を冷やす』と告げた。自ら命を絶つような真似だけはしないと約束をする。


預貯金を全て渡し、沙也加との思い出が詰まった車も処分する。
辛く、辛く。ドアにも触れることが出来なくなっていた。



ーー沙也加の両親から、警察から返還された彼女の携帯電話を借りる。メールの送受信から、捜索の手掛かりを得るつもりだ。



人間にはそれぞれ生きる領分がある。健太は、俺とは全く違う日常を生きていた。


まずは、健太の領域に入り、「逃亡犯」となった彼の思考を推理し、潜伏先をたどる事から始めよう。




俺は、バックパック一つを背負いーー家を出た。



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愛ヲ乞ウーー遺された心 ©著者:七斗

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