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3章:流転
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※※※※※※
沙也加の葬儀は、近しい親族のみの家族葬で執り行われた。
刑事がーー「残念ながら、マスコミが飛びつく事件になるでしょう……目立たぬよう、しめやかにお送りください」と助言をしてくれたからである。
俺は、生花の祭壇を沙也加に捧げた。実家の一室で、清楚で純真だった、生前の彼女を彷彿とさせる暖色系の花を供える。
棺に眠る沙也加は、美しく死化粧が施され、今にも眼を開けてあのーーたおやかな微笑みを、俺に投げかけてくれそうだった。
実家前にはマスコミが多数集結し、野次馬や近隣の人々も物見高く集まる。
出入りをするたびに、俺は無神経なマイクを向けられ、奇異の眼の中で、ひそひそと侮蔑の囁きを耳にした。
『可哀想にねぇ、出会い系サイトですって……』
『え? あの真面目な沙也ちゃんが……? 可哀想にねぇ』
『医者の婚約者と二股をかけてたんだってよ……女は怖いなぁ…………』
『優秀なお嬢さんだったのにねぇ……可哀想だこと』
『大人しいふりして、好きモノだったんだ……ふふふ』
耳を塞ぎ、恫喝(どうかつ)を抑えるーーお前たちに何が解る! 無念に命を奪われた、沙也加の何が解ると言うんだ!!
絶大な暴力を振り回す“言葉たち”に、俺は骨の髄まで破壊された。
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愛ヲ乞ウーー遺された心 ©著者:七斗
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