ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

6章:沙也加の理由(わけ) (18/18)

小さな居酒屋での二次会は、同級生の男子が中心に集まり、仕事一途の女子達も私を含め、数名参加してーー楽しい時間を過ごせた。


美術部の部長だった、通称“ダビンチ”くんは、相変わらず気難しげで天然な発言をしていたし、女子ダンス部の“アムロ”は、ヒップポップ教室の講師になっていた。


ーー職業は違えども皆、“熱かったあの時”に戻る。


時計も真夜中を過ぎ、それぞれメールアドレスの交換をして別れた。


「また、連絡するね」


水野は大人の社交辞令を私に言った。


◇◇◇

実家でーー朝、目が覚めると水野からメールが来ていた。


【昨日は楽しかった。今日、すぐに帰っちゃう? 都合良く俺も休みだ。ランチでもしない?】


私は久しぶりに童心に戻る。何もてらいなく、素で会える同級生。


【仕方ない。付き合ってやるか】


なんだか、全てから解放された気分で返信した。

71 /86

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

逃亡犯ー黎明(前編) ©著者:七斗

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.