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4章:夢の扉
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※※※※※
俺は、裕二と久しぶりに話して、何だか気持ちが楽になった。
ーー夢や希望を持つと……
叶わなかったり、裏切られた時の苦しみは凄まじい……それを二度ど味わいたく無かった。だから知らずの内に避けていたんだ。
ーーもう一度、怖がらずに進んでみようか。
改札で裕二と別れてホームに降りた。もう夜11時を回っている。次の電車が来るまで15分もあった。
ホロ酔いの身体をベンチに投げ出して、沙也加にメールを打つ。
ホームに降りる階段から、賑やかな話し声が聞こえて……野球バッグを肩に掛けた高校生の一群が現れた。
こんな遅くまで練習をしているのか。これじゃあ帰って寝るだけだな。
眩しい思いで集団を見る。
「つかあさぁ! 監督、鬼じゃね? これで明日の朝も7時から朝練だって! 死ぬし」
「マジに甲子園狙ってるよな。けど、夢じゃないかも。な、内野!」
少年達は健太の方へ歩いて来てた。
『市立矢那橋』(いちりつやなはし)と校名の刺繍が入ったカバンを、どかどかと反対側のベンチに降ろす。
「そうだよ、とにかくこの冬は走りまくって足腰を作ってくれ。お前にかかっている」
俺はそっと後ろを向いたーー『内野(うちの)』と呼ばれた背の高い少年が、恥ずかしそうに笑っている。
「うん! とにかくチームの役に立てるように頑張るよ」
「左腕の140キロだもんな! それとキレ抜群のスライダー! “僕を甲子園に連れてって〜”」
「ばぁか」
一人がおどけて皆が笑った。
ネックウォーマーに顔を半分埋めた内野の眼が優しい。
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逃亡犯ー黎明(前編) ©著者:七斗
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