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16章:無欠 (14/14)


さよのラインはあれから止んだ。


次の店休にデートで補うしかない。


休む暇ないってきついな。


俺は身支度を整え、まだ病院から戻らないチカに電話を入れた。


電源入ってないじゃん!


チカが帰って来てまた一人にさせるのは、可哀想だけど、今日は理由話してチカに分かって貰おうと思った。



さて、エリカさんの待ち合わせにそろそろ出ないとな。


そう思った矢先、鍵を空ける音がした。



「優馬ーただいまー!」



タイミング悪?
早く出れば良かった?


なんて思う俺も性格悪いよな。


チカは、スーパーの袋を両手にもって食材をたくさん買い込んでる様子。



「チカ、重かっただろ?どうした?買い物してきたのか。」


「うん!今日は優馬にお礼したくて昨日のお礼!だからイタリアンにチャレンジしようと思って。なんだか調味料だけでもたくさんになっちゃったー。」


「チカ、ごめん…今日さ、」


「優馬、夕ごはん一緒に食べれないの?」


「実は、俺今日さ、店無断欠勤しちゃっ……」


「えーーほんと?ーごめん優馬ー起こしたんだけど。」


「チカが悪いわけじゃないから。それより、ごめん。こんな時に一緒に居れなくて。」


「いいよ、大丈夫。優馬が帰って来てから一緒に食べるし。」



…非常にいいずれー。


チカ病み上がり出し。





「それがさ、無断欠勤したから、先輩の寮に呼ばれてこれから説教だよ。ペナルティだから、みんなの分の寿司買って来いよとか言われたし。」



「優馬大丈夫なの?何かされない?」


「大丈夫、大丈夫。行けばなんとかなるだろうし、きっと説教って言いながらさ、先輩達と麻雀やるだけだよ。」


悲しそうなチカ。


嘘つきな俺。


「分かった。優馬気をつけてね。」




そういうとチカは玄関まで嘘つきの俺を見送ってくれた。


「優馬、これでお寿司買って行きな。」


ありがとうチカ。



俺は、三体の諭吉と共に、寮ならぬ、Bar へと向かった。


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本営 ©著者:亀梨一成

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