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3章:場内指名 (10/10)


耳を疑った。

俺は嬉しかった。

『ありがとうございます。本当にありがとうございます。』

『げーっ。優馬〜場内嬉しかった?』

泣けてきた。
こらえていた涙が溢れる。


俺にとって…最初の場内がよりによって先輩のエースさんだと思わなかったんだ。

しかも嫌われてNG出されるって思ってたから余計。

これは、俺の初めての場内指名の始まりだった。



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本営 ©著者:亀梨一成

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