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7章:Op.2-4 実母の歩んだ人生
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※※※※※※
代々木署刑事課の取調べ室で、俺を前に、渡辺刑事に困惑の表情が浮かんだ。
「……遺体を引き取れと申されましても。4歳の時に別れたまま殆ど関わりも無いんですよ。実母には兄弟がいます。そちらに連絡して戴けませんか」
正直、遠い親戚が亡くなったという感情だった。つくづく、“家族”というものは血より、“一緒に暮らした歴史”なんだ。と、心が言っている。
「渡辺さん、私の携帯番号はなぜ解ったのですか?」
今度は俺が刑事に質問した。
「一度、お母様と会われていますよね? その時に番号をお母様に教えた……」
「あ、そうでした」
俺は5年前に中野の喫茶店でメモに書いて渡したのだ。
『何かあったら連絡して』
実母はがさがさの手で、そのメモを大事そうに財布に仕舞った。
「ベッドのすぐ脇に置かれてあった巾着袋の手帳に“雅ちゃん”と書かれて挟まっていました。後は戸籍をたどって葉坂さんの名前に行き着きました……少しお待ちください」
渡辺刑事は困った顔をして部屋を出て行った。代わりに先ほどアパートで会った老刑事が大きな紙袋を持って現れた。
「金品をね、盗られた形跡は無かったので鍵はお母さんが無くされたのでしょう。そして多分自然死だと思われます。明日、検死が午前中に終わりますので、それまでに葬儀社の手配をお願いしたいのですが。うちも死体安置所が3つしかありませんので、早く空けたいんですよーーそれで、鍵が見つかりませんでしたので防犯上貴重品をお預かりしてあります」
刑事が紙袋から書類ケースやら宝石箱を取り出す。
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