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6章:Op.2-3 育ての母
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「すんません! 母であるうちが悪かったんです! うちが責任持ってこの子を真面目にさせますから、どうか! どうか今回だけは見逃したってください。これが知れたら学校も……厳しくて退学になってしまうかもしれません、なんとかチャンスを、何とかこの子に一回だけ与えたって下さい!」
土下座した継母の涙は、やがて号泣に変わった。
予想を裏切るその展開に俺は唖然とし、拳を強く握るばかりだった。
その身を呈した訴えに補導員も折れ、釈放された俺はとぼとぼと、小さな継母の後ろを歩きながら帰路に着く。
――何も、何ひとつ継母は言わなかった。
解ったことは。
――このひとは、このひとなりに俺のことを想うててくれたんや。
その事だけだった。
小言も。クーラーも。それは自分の他意も無き日常で。
家庭の財布を預かる責任感や規律や。そんな上に成り立っていたのだろう。
――そんなことよりも。
節句毎に季節の食材を工夫して、食卓には創意工夫溢れる料理が並び、塵ひとつ無く手入れが行き届いた家。
まだ若い30歳そこそこで後妻に来て。泣き言も言わず反抗的な義理の息子にも正面から向かい合って。
彼女の四辺にありありと考現されている[無償の愛]を汲むべきだったのである。
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