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57章:ガラスの心 (1/5)

57章:ガラスの心

合鍵を渡してからも、弟はどんどん引きこもるようになってしまいました。

おうちに居る時は彼女への連絡も疎かで、心配して彼女がおうちに来たり、私によく連絡してきました。

彼女のおうちに行けば暫く帰って来なくなり、彼女が『このままじゃダメだよ!』と叱って仕方なく戻ってくる有り様。

大好きだったバイトも寝坊して遅刻することが度々あり、けじめとして坊主にしたりもしていました。


店長さんはそれでも指導し続けてくれて、私はお礼も兼ねてお店のみんなに何度か差し入れを持って行ったりもしました。


たくさんの人に支えられ。
たくさんの人に励まされ。
私から見て、弟は本当に幸せ者だと思いました。


それなのに。


弟はその気持ちにどんどん応えられなくなっていったのです。
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えみりの日常 ©著者:えみり

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