姉を失って、約２年。

私は、家族の傷を癒す為に部活を辞め、なるべく一緒に過ごす時間を作るようにしました。


大学進学の為、勉強をしていましたが、小学生の頃から料理の道へ進む夢がありました。


父は、大学に進学したかったけど、家庭の都合で行けなかった。

学歴の壁に幾度となく悩まされたから、私達にはそういう想いをさせないように、がむしゃらに働いてくれました。


広い視野で未来を見てほしい。


そんな父の気持ちを考え、日々勉強をしていました。


センター試験を終えた後。


どうしても自分の気持ちに嘘がつけなくて。


土下座して、ひっぱたかれて、説得しました。


１年制の学校に行く予定でしたが、父が調べてくれて、より選択肢が広がる２年制の学校に行くことに。


そこは、約２０年前に母が通った学校でした。



期待に添えなかった私を、ちゃんと後押ししてくれた父が、とてもとてもいとおしくて。


関東に行き、離れて暮らすことになっても、絶対に頑張ろうと思いました。