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4章:迫られた選択 (6/6)

あたしが家に着いた時、まだ親は帰って来ていなかった。

鍵を出してドアを開ける。

ガンッ!

ドアにはチェーンがかかっていた。

あたしには妹が一人いる。

多分、親が電話をしてあたしを家に入れないように言ったんだろう。

あたしは頭に来て110番通報した。

来たお巡りさんに「こういう事があって、家に入りたいけど入れない。中に家族がいるから話をして欲しい」と言っている最中、両親が帰って来た。

両親に家を出るのに準備が必要で、それなのに入れないから警察に電話をした、と言うと父親がお巡りさんに説明をしている。

お巡りさんは困った顔をしていた。

こんなくだらない揉め事を、どう対処すればいいかわからなかったんだろう。

結果、二十分の制限時間で荷物をまとめて家を出た。

玄関には父親とお巡りさんがいたが、あたしはお巡りさんにだけ「ご迷惑をおかけしました」と言って小走りでその場を立ち去った。

後ろから「鍵を替えるからな!」と言う父親の声がしたが、振り向かなかった。
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Depend on… ©著者:繭

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