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2章:4分45秒前 (2/6)

「つーか、ダリぃ…。」

タイルに散らかったローションをシャワーで押し流しながら口をついて出てくるのは悪態しかなかった。

「客もいい歳こいた大人なんだからさー。
 遊んだら後片付けもやれっつーの。」

自分でも無茶な要求だと判ってはいるが、やっぱり愚痴ってしまう。

「金払ってるとは言え、フザけんなっつーの。
 遊び終わったら後片付けするって親に教わんなかったのかよ。
 あーもー面倒くさい!
 しかも暑いしー!」

傍にあった空調のリモコンをいじる。
今は晩夏。
とはいっても締め切った部屋の中では熱もこもりがちだ。

(…限界まで冷やしてやる。)

空調の設定を目いっぱい下げてやった。
もともと私は暑がりなのだ。
あまりに暑すぎるからか、調子が悪いのか、なかなか冷えないここの空調。
冷えるのに時間が掛かりそうだった。

「そもそも時間ギリギリまで粘んなっつーの!
 片付けの時間まで含んでの接客タイムなんだよ。
 チンタラ着替えやがって。
 “最後にチューして”じゃねえっつーの!」

悪態は止まらない。

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イケトラのお客様〜とある(836)のトゲ〜 ©著者:ハロウィン

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