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5章:利子、それは… (2/16)

「日払いなんて珍しいネ。どうした?」


やっぱり指紋が気になる張さんの眼鏡。


「財布落としちゃってさぁ。給料日まで1万しかないの」


まぁ、その1万も梨花の5千円と慶太くんのお釣りの6千円なんだけどさ…。


金の切れ目は縁の切れ目とも言うし、梨花にはきちんと返さなきゃ。


「別に給料入ってからでいいのに」


なんて言いながら、お金を受け取る梨花。


「それにしても、中学生ウケるね(笑)」


ウケるなんて言葉で片付く問題ではない。


あんなリアルな下ネタに巻き込まれ、処女だヤリマンだとからかわれ、1万以上も食いやがって…。


次の授業覚えてろよ。
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キャバクラ嬢、先生になる。 ©著者:くろねこ

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