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32章:金銭感覚 (1/4)

32章:金銭感覚

山下さんと知り合ってからは、週二回は会っていた。
それはバイトを始めてからも変わらなかった。

私は健全にアルバイトをしている女子高生を演じていたが、既に普通の金銭感覚を失っていた。

バイト代で、光熱費や通学定期代はまかなえたのに。

山下さんからもらうお金に慣れ、贅沢を覚えていた私は、バイト代だけでは足りなくなっていたのだ。

ポケベルから携帯電話に買い換え、欲しい服は我慢出来ない、化粧品に過食の為の高額な食費。
タクシーに頻繁に乗る癖までついていた。

身近に援交をしている友人はいなかった。
私は、汚れきった自分に対して、最早開き直るしかなかった。

こんなこと、いつまでも続けられない事はわかっていたが、私はどつぼにハマっていった。

そしてこの事は最悪の結末を迎えることになる。
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私が精神障害者になるまで ©著者:ネコ

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