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29章:魔法の力 (2/2)

この頃、スーパー高校生ブームであった。

私はeggやポップティーンなど、高校生向けのファッション紙を読み漁った。

読者モデルに憧れ、日サロで肌を焼き、109でお買い物。
高校デビューというやつだ。

私が入学した学校は世田谷にあり、中等部もある、いわゆるお嬢様学校だった。(そんな学校だとは入学するまで知らなかった。)


そんな裕福な生徒達の仲に、場違いな家庭環境の私がいた。

仲の良い友達は、
『今度の中間テストの結果が良かったら、親にヴィトンのバッグを買ってもらえるんだぁ』
なんて言っていた。

私は笑って聞いているしかなかった。

こんな時ばかりは、入る学校間違えたかな〜なんて思っていた。

それでも負けず嫌いな私は、姉からのお金でポケベルを持ち、流行っていた『たまごっち』を持ち、なんとかそんな友人達と同じ土俵に立っているように見せていた。
うちも裕福で恵まれた家庭なのだと。


そんな高1のある日、姉からの仕送りが突然途絶えていることに気付いた。
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私が精神障害者になるまで ©著者:ネコ

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